Anna’s Winkel(アンナズヴィンケル)代表 小林果成子/こばやしかなこ
【略歴】
コンフォートシューズ店で靴販売に従事。
その後、都内の靴学校に通うため上京。
卒業後、婦人靴ブランド『DIANA』OEMメーカーにて勤務。
2023年、小さいサイズのレディースシューズブランド『Anna』を立ち上げる。
第6回日本シューズベストドレッサー賞クラフトマン部門グランプリ受賞。
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初めまして、Anna’s Winkelの小林と申します。
岡山県生まれ、足サイズは21㎝です。
子供のころの夢はお姫様。今も昔も、フリルのスカート、レースのブラウスが大好き。
大学生のころは、好きな服を買って着るけれど、ぶかぶかのパンプスを足にひっかけて、引きずって歩いていました。靴を履けば足が痛くなって当たり前、みんな足が痛いのを我慢しているのだと思っていました。
しかしある日、いつもヒールのパンプスを履いている友達に「別に足が痛くなんてならないよ?」と言われ、愕然としました。そして、私はぶかぶかの靴を履いているから足が痛いのかと、初めて気づいたのです。
大学卒業後、コンフォートシューズ店でシューフィッターとして働きました。痛い靴を履くのはやめて、ひもで縛る靴だけにしました。痛くない靴はどこまでも歩けて、旅先を楽しむことができました。でも、好きな服も、バッグも、髪型も、メイクも、手放してしまいました。きれいなお店に入る資格がないのではと、気後れするようになりました。
21㎝の足に合うパンプスは、日本全国、ヨーロッパからも仕入れをしていた靴屋にもありませんでした。でもどうしても、脱げなくて痛くないパンプスが欲しい…そして、自分用のパンプスを作ることができる靴教室に通い始めました。
数か月後に1足の黒いプレーンパンプスができました。クリップ式のリボン飾りも付けたら、いい意味で「普通の」かわいいパンプスになりました。それを履くようになって、諦めていたレースのスカートを買い、めかしこんで出かけるようになりました。ある日の帰り道「やっと自分を取り戻した気分だ~」と呟いたことを、今でも覚えています。
ただ、新しい靴が欲しいと思うたびにこの作業をしないといけないのか?靴作りは手間が多くて大変で、出来上がったものを買えるに越したことはない…私以外にも足の小さい女性はいるけれど、みんなにこの苦労を強いるのか?そう考え、本格的に靴作りと「靴の量産」を学ぶことにしました。そして上京し、都内の靴学校に通って靴作りの基本を学び、卒業後は量産メーカーに就職しました。
そして2023年に、自分の靴ブランド『Anna』を始め、2024年に初の商品発売にこぎつけ、現在に至ります。
私を含め、足が小さい女性が、理想の自分でいるための助けになる靴を作ります。