私は、靴を別のものに例えてお話することがあります。メガネ、補正下着、家、の3点が例えによく出てきます。
- メガネ:かけている間は視力が上がる。靴も、履いている間はたくさん歩ける。
- 補正下着:ゆるいと楽だけど、体を補正してくれないし、どんどん崩れる。靴も、ゆるいと楽だと感じるかもしれないけれど、足はどんどん崩れていく。適切なサイズ、適度なホールド力が大事。
- 家:入居初日から、痒い所に手が届く!実家のような安心感!という家は滅多にない。注文住宅だとしても。靴も、初日から10年履き込んだようにどこも痛くない!ということは滅多にない。
メガネと補正下着については、視力のようなものが足にあったとしたら、足力が上がる靴を履きたいですよね。足が綺麗な形に整えられて、崩れにくく補正してほしいですよね。という話で引き合いに出すことが多いです。
家は、靴と仲良くなる方法としてお話しします。
新居に1日だけ住んで「キッチンの横に棚がない!もう嫌こんな家引っ越してやる!」とはならないはず。棚を買ったり作ったりして、置いてみる。つっぱり棒で収納を増やしてみる。ここに袋を引っ掛けておきたいから、フックをかけよう。住みやすい家になるように、工夫をするはずです。靴も同じ。初日からガンガン歩こうとして靴擦れして「こんな靴二度と履かない!」というのは、靴にとっても可哀想なのです。
初日は家の中で、足を入れて座っている。10分ほどして、こゆびが痛くなってきたら脱ぎ、初日は終わり。2日目は20分、3日目は30分…と履く時間を伸ばしていき、家の中を歩いてみたり、当たるのが気になるところを揉んでみたり。そろそろ家の外を歩いてみるかい?と、軽くお出かけ。1ヶ月ほどしたら「よし、今日は通勤で履いてみよう!」 実際にガシガシ歩いてみたら、また発見あり。自分の足や体、歩き方のクセで生じる不具合もあります。 せっかく気に入って買った靴なら、仲良くなりたいですよね。
【余談】急に距離を縮めるのは難しいよ、という話で「猫と仲良くなるイメージで!」と言ったりもします。伝わったり伝わらなかったりですが(笑)要するに、少しずつ仲良くなりましょう、ということ。